ドナドナ

Plastic Tree( 塑膠樹 ) ドナドナ歌詞
1.1999

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

ハレルヤ ほうき星
悲観主義未来予想図は ノストラダムスの芝居
いく年月数えれば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10年経過
両手ほどの涙 宇宙へと注いで

動脈 静脈
進化論は過渡期ですけど 天才にはなれません
心臓の奥 はなやぐ血 ドクドク独毒 時々ドキドキ 忙しくてさ
裏側にあるこゝろ ネジがサビました

1999年
世界はちょっと終わりっぽかったけど
なんにもなくお伽話な嘘は消えた
1999年
素晴らしい未来なんてないって
なんにもない自分が嫌で信じてただけ

ヘッドホン 不協和音
レプリカントの方舟 記憶の価値がチケット
独り言のカウントで10、9、8、7、6、5、4、3、2、1で僕は
電気羊の夢で、静かな月面へ――――。

1999年
世界はちょっと終わりっぽかったけど
なんにもなくお伽話な嘘は消えた
1999年
素晴らしい未来なんてないって
なんにもない自分が嫌で信じてただけ

新世界 点滅 何秒
イマジネーション
現実 非常事態
意識的 ブラックアウト
蜃気楼 明滅
存在 アブストラクション
ゴースト 救済
慈愛的 ブラックホール

1999年
世界はちょっと終わりっぽかったけど
なんにもなくお伽話な嘘は消えた
1999年
僕ならちょうど永遠に疑問で
なんでもないフリしながら答えを探していた


2.梟

(ドナドナ版)
作詞:有村竜太朗
作曲:有村竜太朗・長谷川正

これは多分、恋愛療法。
副作用はいまだ抜けず、
歌にしてみたら5分くらいの麻酔がかかった。
君とじゃない口づけをした。横目で見ていた小さな月。
いちばん遠いもの、ただ想う。

恋煩い。胸に残った君の声、忘れ物です。
眠れない僕の夜はどこつながるんだろ?
星のない夜空へメール、エレクトリックな魔法送って、

青醒めて影。色違いは圏外。出会えるのなら、まほろば―。

ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。
暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。
泣いてる片目閉ざした。
記憶の舞台裏でこぼれた涙支払って未来を覗いたら、
恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、
見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。
逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れてみたその花は、
ずぶ濡れて、幻。

恋焦がれ、不意に笑った。
ひとりよがり。壊れた船。
沈んだら、僕も夜とおんなじ温度になった。
訂正の文字だらけで言葉のロジックは解けないままだ。

さかしまな想い。うずまく心模様。巡り逢えれば微睡み―。

軋めく胸が哭き出して、こゝろが壊れるから、
暗闇。君をつれさった夢映して、梟。
いびつに瞼おろして記憶を閉じ込めたら、
散らばる羽根の残像がいくつも宙を舞う。
キスをして、キズつけて、絡まって、重なって、堕ちていって、
永遠を過ぎてってその瞬間、いま刹那アイソレーション―。
何処までも何処へでも君を想い、散らかしたこの花も、
泣き濡れて、陽炎。

最終形の感情論で君に伝えたい事があります。
僕らはみんな誰かよりもちょっとだけ幸せになりたいの。
記憶が息を引き取ってってなくなってく愛の実感が、
いまや消滅してるあの星の光にもよく似ていて心細 く、
送らないメールを書いた儀式も今日を最後に止めにします。
―で、僕、君、知らなくなる。

「フラ フラ 歩いたら ユラ ユラ 揺らめいて
― キラ キミ 煌いてさ」

ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。
暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。
泣いてる片目閉ざした。
記憶の舞台裏に散らばる羽根の残像が、いくつも宙を舞う。
さざめく胸を飛び立った。光を隠しながら。
何度も夜、横切って未来を探してる。
恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、
見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。
逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れていたあの君が、
ずぶ濡れて、幻。


3.エとセとラ

作詞:有村竜太朗
作曲:有村竜太朗

はかない 切ない 似てる その他 メタ詩 宇宙送れば
浮世離れ あなた かなた なので途方に暮れた
憂い ディレィ 感情 引力 墜ちてくる エトセトラ
真冬 夜空 真空めいた 匂い 思わず くしゃみ

月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで
星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで

あー あれだ 見つけた 手の届かない領域の光

灯る タバコ 煙り
プカリ 呪文
アブラ カタブラ

魔法使い 去れば 銀河
いくつもの君でした

月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで
星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで

あー あれだ 見つけた 手の届かない領域の光

理想 天使 迷走 不時着
終バス 自転車 シーソー ブランコ

二人乗りで揺らした心は ね、片っぽぬけちゃったら駄目だな
戻ろっかな 帰ろっかな でも百パー 迷子なんで
それ 無理でしょ

月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで
星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで
月が罪消して 僕を赦したら 数えなくていい愁しみのはずで
星が壊れそう 生まれ変わりそう 明日 目覚めても忘れないで

あー あれだ 見つけた 手の届かない 領域だ
あー 世界 揺さぶり 確かめてみた

君こそ光


4.sunset bloody sunset

作詞:ナカヤマアキラ
作曲:ナカヤマアキラ

夕暮れ 木陰で佇んだ 気紛れ黄昏道化詩人
楽しげに語りだす ボレロ踊りつつ

夕暮れ 時計は汝指す 気遣い螺子巻き道化詩人
悲しげに語りだす 切ない演目

カラカラと笑う ミス 冷たい祝福

きっと僕の愛と奢り 恋 尊いものさえ
もう信じられない 嘘 徒労と思えては 自重 自嘲
きっと君は相反する 回廊は堪え難く

歓喜の歌 ララ ララ 口ずさんだ トリック トリック
あからさまな異論 異論 誹膀

夕暮れ 無言に青ざめた カリスマ被れの道化詩人
おぼろげに 喋り倒す その間 凍りつく

招かざる来客と 戯れと 罠

きっと僕の愛と奢り 恋 尊いものさえ
もう信じられない 嘘 徒労と思えては 自重 自嘲
きっと君は相反する 回廊は堪え難く

賛美の歌 ララ ララ ロずさんだ トゥデイ トゥデイ
悶えすがる 記号 記号 狂気の沙汰 記録 記録 恥辱

然した偉業 哀れ可憐 童歌降り注ぐ
感度高揚 不満 不安 剥がれる鼓膜 腐乱 腐乱
過度の依存 憂鬱加減 艶姿 成れの果て

数え歌 ララ ララ ロずさんだ マニック マニック
愛唱と為す 魅力 魅力 だから笑う カラ カラ カラ


5.コンセント。

作詞:有村竜太朗
作曲:ナカヤマアキラ

東京 月光は暗躍して
望郷 刹那的フラッシュバックで
この手にはなにかある? 止まらないリフレイン
蜃気楼 ネオン街グラデーション
哀歌(エレジー) 演奏は哀ポッド
この目になにが映る? 偽物ユートピア 揺らめいた

遊泳 訪徨うは真実で
暗唱 呟いて パスワード
この夜になに探す? 足りないユーフォリア

運命線たどりながら囁いて あのメロディ
現実感ない感傷にときめいて戻れない

裂いて フィードバック
下げないで フェーダー
墜ちる インナースペース
届いて シグナル

旋律 覚えたてセンテンス
輪唱 ハモったらバージョンアッブ
この闇になに隠す? 迷い込むアイロニー

輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ
罪悪感ない感覚にきらめいて還れない

咲いて サイケデリック
醒めないで フィーバー
回る インナーワールド
引き抜いて コンセント

真空管よりテレパシー (ハイファイ)
逆回転ならラプソディー (ローファイ)
空中遊泳 ギャラクシー (アップデート エスケープ 論理 ロンリネス)

運命線たどりながら囁いて あのメロディ
現実感ない感傷にときめいて戻れない
輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ
罪悪感ない感覚にきらめいて還れない

裂いて フィードバック
下げないで フェーダー
墜ちる インナースペース
届いて シグナル


6.ガガシ


7.サナトリウム

作詞:有村竜太朗
作曲:長谷川正

目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。
微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。

こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。
禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。

回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。
うれしいくるしい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、あと何センチ?

絡めた指をほどいていく、
ちいさくサヨナラ唱えるように。
はぐれた君の名を告げても、
戻らない世界の決まり。

風立ちぬ、甘い屑が数えきれず散らかりそう。
かき集めてパズルを作れば、恋も素敵なこと。

たくさんの光の中で、いくつも会えていたっけ。
合言葉だけなくさないで。巡り逢うところへ、あと何光年?

目眩で、夢の花開けば、
ゆっくりサヨナラ唱えるようで。
ざわめき。胸を囲まれたら、
何処にも行けないままで。

花束の花がひとつずつ、
枯れてくのを眺めているような。
触れないことにただ気づいて、
待ちこがれた涙が出た。

神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの?
指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう。

絡めた指をほどいていく、
ちいさくサヨナラ唱えた、声。
はぐれた君の名を呼んでも、
帰れない世界の決まり。

目醒めて、夢の花散らばれ。
愁しみも静かに、サナトリウム ------------ 。
ざわめき。 胸を埋めつくして、
此処から動けないままで。
何処にも行けないのは「こゝろ」
其処にいた君が笑うの。

サナトリウムで、サナトリウムで。 サナトリウムで。


8.ドナドナ

作詞:有村竜太朗
作曲:有村竜太朗

みどりいろのくさはたべてしまったよ
きいろいおはなもすべてたべてしまったよ
あかいいろしたおひさまでみえないけど
あおいいろしたこころでどこへいきましょう

そらははればれ あきずにながめてるけど
そらはぼくにはひとつもきづかないんだよ
しらないどっかのね ひとりぼっちのだれかさん
そう とてもよくにてるぼくといつかであいましょう

おもいでは ゆめのひきだしのなか
さびしんぼう からかわれてなにうたう?

ゆれながら ゆれながら
どこへいこう
ゆれながら ゆれながら ゆれながら
どこへいこう

こわれやすいものは おいてかなきゃね
さびしんぼう ひやかされてなにおどる?

ゆれながら ゆれながら
どこへいこう
ゆれながら ゆれながら ゆれながら
どこへいこう

よういしたのは ひゃくまんぺんのうそだよ
でも ぜんぶいっこのほんとのはなしなんだよ
おもっていたとこは たちいりきんしだったなぁ
それではのどかなきょうをみつけにいきましょう


9.---暗転。


10.やさしさ倶楽部(ボーナストラック)